１２月も中旬に入り、学校はまもなく冬休みを迎えます。　　　　　　　　　　　　

月日が経つのは本当に早いものです。１２月＝師走は文字通りあわただしく過ぎていきます。年の終わりに「この一年はどんな一年だったか」を振り返る暇もなくなってしまったという人も多いのではないでしょうか。

愛知県の高校ハンドボール界にとって12月と1月は全国選抜大会の出場枠が決まる時期で、一年の中でも正念場の時期の一つと言えます。新しいチームとなり研磨を重ねた成果を名実ともに発揮しなければならない時期です。勝ち上がっていくこと、結果を出すことがチームに今は強く求められています。だからこそ、その原点にあるものを見失わないでほしい。それは「ハンドボールが好きだ」ということ。「好きこそものの上手なれ」と言います。どんなに技術が優れていても、原点を見失えば目指すものも見失います。だからこそ、今一度、自分たちがハンドボールにスポーツに青春を賭ける意味を、一瞬でもいいから問うてほしい。それが結果につながるかは別として、人間としての幅の広さにつながるように感じます。

寒い冬がやってきました。その寒さも必ず底を打ちます。心の中を常に熱くたぎらせ続けてほしい、そう願います。