「結果がすべて」か、「すべての結果」か

2024年10月05日 19:34

学校は学校祭が終わり、中間考査が近づいてきています。           


勉強面でも納得できる結果をつかんでほしいものです。

さて、世間では「結果がすべて」と言われることがあります。スポーツの大事な試合では、必ず勝ち負けが決まります。ビジネスの世界でも、大切な取引をまとめられたら成功につながります。良い結果が出せればうれしいものだし、逆に悪い結果が出れば悔しいものです。

しかし、この言葉を「すべての結果」と言い換えるとどうでしょうか。

「結果」を急ぎすぎると「過程」を見失いがちです。納得できる結果を得るためには、自分の足りないところを補うための努力をしなければなりません。

今や世の中のたいていの疑問に、AIやchatGTPで答えが出せてしまう時代に入りつつあります。しかし、自分に足りないところは、最後は自分で動いて補うしかないのです。見えないところで血の出るような努力をすることができたとき、それこそ「すべての結果」が出るのです。

努力の積み上げによって得られた「すべての結果」に納得できれば、その時はじめて「結果がすべて」と割り切ることができるのではないでしょうか。それはハンドボールでも、勉強でも、学校生活でも同じです。


まもなく、全国選抜大会につながる県新人戦の予選が始まります。納得できる結果が得られるようにしてほしいと願います。