「文武両道」の本質

2017年05月10日 20:14

「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があります。

二つのものを同時に欲しがっても、結局両方とも手に入らないこと、中途半端になって失敗することのたとえです。

人間の世界は本当に上手にできているもので、欲しいものが二つあっても、なかなか簡単に両方を手にすることはできないようになっています。


しかしながら、欲しいものが二つあったとして、その二つを両方とも手に入れるための努力はできます。

それが高校生にとって「部活動」であり「勉強」であると言えないでしょうか。

「二兎を追う者は努力をする」。最後は片方しか手に入らないのだとしても、両方手に入れるための努力は、誰にでもできます。


学校は中間考査週間に入りました。1年生にとっては高校最初の定期考査です。1学期の中間考査は1回しかありません。一方、中間考査が終われば、すぐにインターハイの県予選があります。組合せもまもなく決まります。インターハイは愛知県で1校しか出場できません。どちらも一つだけ、一度限りです。だから、両方で良い結果が得られる努力をしなければならないのです。

「勉強」も頑張り、「部活動」も頑張る。「二兎を追う者は努力をする」。これが、いわゆる「文武両道」の本質であると思います。