季節のせめぎ合いの中で

2018年02月23日 20:04

2月も終わりに近づき、学校は来週の卒業式を経て1年の締めくくりの時期を迎えます。


春を迎えようとするこの時季は、日中は日差しの温もりを感じる反面、朝夕はまだまだ冷たい冬の風が吹き荒れます。冬と春がせめぎ合っているこの時季は、人間の新しいステージを迎える時に似ているような気がします。


今年、全国選抜大会の出場は叶いませんでした。悔しいことです。それでも、4月には新しい仲間がチームに加わってきます。そこで、今の選手たちは、どのように変わっていけるのでしょうか。新しい仲間とともに新しい目標を立て、行動することができるのでしょうか。

人間は新しいことにチャレンジしようとするとき、体も心も大きな労力を要します。労力が結果として報われないこともあります。その意味で「現状維持」をするのが一番楽なことです。

しかし、「現状維持」に甘んじることは、「プラスマイナスゼロ」ということでもあります。新しい仲間を迎えようとする今だからこそ、新しい目標をあらかじめ考え、チャレンジする準備を今からしてほしいと願います。


冬と春のせめぎ合い、楽なほうへ流されてほしくはありません。以前にも「捲土重来を期す」と書きました。新しい自分へと脱皮するために力を蓄えていく、そんな季節の変わり目であってほしいと思います。